c+ Studioのルール機能では、プラットフォーム連携サービス「IFTTT」を使って、LINE通知やGoogleカレンダー・スプレッドシート連携など、様々なサービスやプラットフォームと連携することが可能です。
もちろんノンコーディングで連携が実現します。
全体の流れ
- IFTTTでアプレット(簡単な動作モジュール)を作成し、キーを発行する
- c+ Studioのルールメニューにて、1で発行したキーを登録し、アクション(どんな値を連携するか等)を設定する
以下から詳しく見ていきましょう。
c+ StudioとIFTTTとの連携は、「Webhooks」を使って行います。
この連携機能を用いることで、
- イベントが発生したときにGoogleカレンダーに投稿する
- 異常が発生したときにLINEに通知する
といったより高度で自由なデータ活用が可能になります。
以下のようなイベントをルール機能を使うことで利用可能です。
IFTTTの設定について
IFTTTの設定についてご説明します。
IFTTT(https://ifttt.com/home)にログインし、アプレット(IFTTT用語:IFTTT内のルール)を作成します。
IFTTTのアプレットを作成する際のトリガー(IF)には、「Webhooks」をお選び下さい。
IFTTTのCreateより、If Thisより、「Webhooks」を選択します。
Then側はお好みのサービスを選択してください。(例えばGoogleカレンダーやLINE)
アプレットが完成したら、My Appletsから作成したアプレットを選択します。
Webhooksのアイコンをクリックし、Documentationを開きます。
(重要!)
Documentationで表示されるURLをc+ Studioのルールメニューにて、IFTTTのURLに設定します。
URLをコピーするなど、どこかに記録してください。
c+ Studioの設定について
c+ Studioにてルールメニューを選択します。
ルール作成もしくは編集をします。
- 基本情報の登録(ドアが開いたら、とか温度が30度以上になったら、等任意の名称)
- 条件(このルールを実行したい条件をセンサー値に対して設定)
- アクション(条件がアクティブになった際に、実行するアクションを設定してください。メール、Slack、IFTTTが選択できます)
今回はIFTTT連携のため、アクションタブにてIFTTTを選択します。
IFTTTで作成したアプレットのURL(Your Key)及びValue(任意の連携したい値)を設定します。
(Valueは任意の値を指定して下さい。変数でも文字列でも構いません)
Valueに利用可能なc+ Studio差込変数
ワークスペース名 ${workspaceName}
デバイス名 ${dataAdapterName}
デバイスID ${deviceId}
デバイス名 ${deviceName}
センサーID ${sensorId}
センサー名 ${sensorName}
ルール名 ${ruleName}
ルールタイプ(safe, info, warning, danger) ${ruleType}
発生日時 ${occurredAt}
計測日時 ${sensingAt}
緯度 ${latitude}
経度 ${longitude}
計測値 ${value}
しきい値 ${threshold}
比較条件(>, >=, ==, <=, <) ${operator}
単位(前) ${unitPrefix}
単位(後) ${unitSuffix}
以上で条件がアクティブになった際にIFTTTに連携し、LINE通知やGoogleカレンダー連携などが実現できます。
c+ StudioのIFTTT連携を使うことで、あらゆるサービスとIoTデータを連携させることが可能です。ぜひ一度お試し下さい。